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 佐々木 朗

Author: 佐々木 朗

佐々木ヴァイオリン製作工房

工房日記と、個人的な日記です。

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業務用マイクと一般用マイクの違い
 私の工房での会話で、録音の話題になることも多いです。そこでプロ用のマイクとアマチュア用のマイクとの違いを聞かれることが多いので、ごく簡単にですが説明します。

価格
 民生(アマチュア)用のマイクが数千円から2万円くらいであるのに対して、業務用のマイクは数万円〜数十万円もします。

音色
 もちろん業務用のマイクの方が良いです。しかし弦楽器のそれと同じで、その「差」を大きく感じる方もいるでしょうが、興味のない方には「差」を感じられないかもしれません。

マイクケーブルの違い
 これが一番の違いです。業務用のマイクはキャノンコネクター(XLR)という規格の端子を使い、ケーブルも3芯のものを使っています。一方、民生用のマイクケーブルは2芯です。
 3芯のケーブルは、ケーブルの途中で混入するノイズをキャンセルする仕組みを持っています。従ってマイクケーブルを20mとか50mとか長めに引いたとしても、トラブル無く(絶対無いとも言えないのですが)運用することができるのです。これが民生用のマイクだと、長めのマイクケーブルを使うとノイズが出てしまうことが多いです。

マイク電源
 民生用のマイクは乾電池タイプであるのに対して、業務用のマイクはファンタム(ファントム)電源という外部電源でマイクが駆動します。安定した電源をマイクに供給できる仕組みです。
 以前私は、民生マイクで録音中に電池が減り(ケチって電池を替えなかったのが悪かった)、演奏会の後半で録音にノイズが乗ってしまった経験があります。業務用のマイクの場合、このようなトラブルの心配はいりません。


 最近の民生用のデジタルレコーダーやマイクはとても性能が良くなってきましたので、数倍〜数十倍もの価格差のある業務機と比べて、天と地ほどの性能差があるわけではありません。しかしマイクケーブルを長く引き回すようなセッティングにおいては、業務機器の優位性が明らかに出てくるのです。

日記 | 23:54:28 | Comments(0)
音楽雑誌「サラサーテ Vol.20」
 取材が随分前だったので私自身も忘れかけていたのですが、「サラサーテ Vol.20」のP.86に1頁ですが私の工房のことが載っています。
サラサーテ


工房 | 23:26:02 | Comments(2)
エレキギターの技術者からのメールが多いんです
 私の所には、けっこうエレキギターの技術者からのメールが多いんです。特に具体的な質問とかでなく、「参考になりました」とかのメールなのですが。私も同じ技術者として、このようなメールをもらうと嬉しいものです。

 実は私も高校生の頃はバンドを組んで遊んでいましたから、今でもフォークギターとか、エレキギターを欲しいなと思うことがあります。当時は高くて雲の上の存在だった楽器も、今は買えるような歳になっちゃんたんです。嬉しいような、悲しいような。

 高校生の時に買ってもらったモーリスのW-80というフォークギター、今でも大切に使って(さすがに演奏する機会はないですが)います。丁寧に使っていたから、今でもけっこうピカピカ!

工房 | 22:49:54 | Comments(0)
「魔法の技術はない」という当たり前のこと
 以前に「新作製作や調整をする上でとても重要なことは、エネルギー変換効率を考えること」と書きましたが、それ以前に重要なことは

 「魔法の技術はない」という、ごくごく当たり前のことです。「美味しい話し」もありません。ごくごくありきたりだけれど、確実な技術を積み重ねるしかないのです。

工房 | 22:36:03 | Comments(0)
製作・調整をする上での重要なポイント
 これは私の技術の中でもとても重要なポイントです。それは「楽器はエネルギー増幅装置として捉えるのではなく、エネルギー変換装置として捉えるべき」というものです。

 当たり前といえば当たり前の事なのですが、こうして楽器を見ることで、様々な具体的な要因のつながりが見えてくるのです。

 その「具体的な事(技術)」をここで文字で書くことは不可能ですし、技術的な事を書く気もないのですが、私のHPやブログはヴァイオリン製作(調整も含め)への道を目指している人も多いので、そのような方々にはこの意味を読み取っていただけることでしょう。

キーワード
・エネルギー
・運動エネルギー
・質量
・熱
・損失
・効率
・振幅
・ダンピングファクター
・終端抵抗
・てこの原理
・ミクロとマクロの視点
・・・・・等々

工房 | 22:32:26 | Comments(0)