投稿日:2007-03-31 Sat
「弓によって演奏の表現力がまるで異なる」という事は私はあちこちで主張しています。感覚的に違いが出るのではなく、演奏の原理的に、すなわち物理原理として違いが出るのです。先日、あるプロのフリーの演奏者が私の所で弓を購入しました。この方は私の工房に初めて来てからもう2年くらいになるのですが、最初は楽器の状態も酷く、正直なところ褒められたものではありませんでした。しかし徐々に楽器の調整を繰り返し(時間、予算的に一度にはいきませんでした)音がみるみる変わっていったのです。
そして今回、弓の購入に至りました。若いフリーの演奏者にとっては数十万円の弓でもそう簡単に買える価格ではありません。そのために、私の工房に最初に来たときから「良い性能の弓への持ち替え」を勧めていたのですが、今回それが実現しました。
弓の試奏段階から、もう弾き方が全く違うのです。正直なところ、試奏を見ながら私は内心「こんな凄い演奏をする人だったのか!」と、感心していたのです。
後日、本人も友人から「いったい今日の演奏はどうしちゃったの〜?」と言われたといって嬉しそうでした。
私の所で弓を購入した方へのおべっかでこんな事を書いているのではありません。ただ、素晴らしい演奏(者)がこの世にまたひとつ現れたことが、そしてそれに関われたことが素直に嬉しかったのです。
投稿日:2007-03-29 Thu
ご好評の「弦楽器製作工程DVD」ですが、こちらにその内容のサンプル映像を掲載しました。3時間の内容から約10分間の抜粋映像です。画質は縮小圧縮のため低くなっていますが製品DVDのものは高画質です。
投稿日:2007-03-28 Wed
先日ブログに書きましたように、今日まで私の作ったヴィオラが工房に来ていました。数名の方が「楽器を見せてくれませんか」と声をかけてくれたのですが、それらは皆ヴァイオリンの方だったのです。「ヴィオラ弾きの方、もっと楽器や弓に興味を持ってください!」と言いたくなってしまいます。ヴァイオリンやチェロの方は楽器や弓、そしてその調整に対して貪欲なのですが、ヴィオラの方(バスも?)は現状で満足してしまっている人が多いのです(もちろん演奏人口を考慮した上でも)。
投稿日:2007-03-18 Sun
今日は私がヴァイオリン製作の勉強をした、無量塔藏六氏の私塾「東京ヴァイオリン製作学校」の閉校のパーティーがありますので、午後から出かけます。無量塔親方も歳をとってしまい、さすがに学校を維持することができなくなってしまったらしいのです。残念ですが、私塾なのでしょうがないです。維持するためにはお金も、パワーも必要としますから。
この学校から(弟子も含む)、いったいどれほどの製作者、技術者が育ったことか。そして現在は、その生徒だった人の弟子達、すなわち無量塔氏の孫弟子も育ってきています。日本のヴァイオリン製作の歴史の中でこの東京ヴァイオリン製作学校が果たした役割は大きいです。
投稿日:2007-03-17 Sat
予定より遅くなり、何人かの方々にはご迷惑をおかけしてしまいましたが、本日、ようやく弓が入荷しました。
投稿日:2007-03-14 Wed
終わってしまえば何てことはないのですが、ようやく講演会が終わりホッとしました。データ作りとかけっこう大変です(そこまで仰々しいものでもないのですが)。投稿日:2007-03-12 Mon
先月、私の妻がイタリアの妹の家に行きました。そこから我が家に絵葉書を送ったのですが、駅前のポストに投函した絵葉書は8日で届いたのですが、妹の家の前のポストに投函した絵葉書は妻の帰国後もなかなか到着せず、20日経ってようやく到着しました。イタリアって国はそういうところもあるので、私たちは「またこれだ」と話していたのですが、事情はどうもそれとは違ったらしいです。
妹からのメールでは、家の前のポストは使われていないものだったらしいのです(妹はそこに投函したことは無かったそうです)。確かに、古いポストだったらしいです。
近所の人が「東洋人がそのポストに葉書を入れていた」と、郵便局員に知らせてくれて、それで遅れたのですが絵葉書が無事に着いたというわけです。
呆れたのは、「こんな事もあるかもしれないので、たまにはこのポストもチェックします」という結論に達したということです。普通ならば、そのポストを撤去するか、張り紙をはるか、投入口をふさぐでしょう!
投稿日:2007-03-06 Tue
現在(たぶん3/27まで)、私の作ったヴィオラが調整のため工房にきています。もしもそのヴィオラを見てみたいという方は、ご予約の上で工房にいらしてください。もちろん売り物ではありません。
投稿日:2007-03-06 Tue
昨年に作りました「弦楽器製作工程DVD」ですが、コンスタントに購入希望者からメールが来ます。製作に興味がある人、楽器の構造に興味がある人、楽器の質に興味がある人..等々、購入目的は様々ですが、しかし製作自体(楽器の見えないところ)に興味を持っていただけることに、感謝しております。感激です。前にも書きましたが、このDVDの特徴はなんといっても「眠くなるような延々と続く作業の連続」というところにあります。通常の番組(映像作品)」とは違うところを狙いました。
最近の若い人(若くなくても?)は手っ取り早く結果を求めたがります。しかし本質とはそんなところからは見えてきません。
今作業している製作工程の次のシーンは...、先のシーンとほとんど同じシーン、そんな映像を作ったつもりです。そこに技術が見えるはずです。
投稿日:2007-03-02 Fri
今回は2日しかドイツに滞在しないので(移動日は別)最低限の荷物にして、食事はレストランで済ますつもりでした。ところが仕入れ先で「ホテルの部屋で飲みな」と、もらった2本の瓶ビールが悪かったのです。移動の疲れもあって、それを飲みながらパンをかじっていたら寝てしまって、気がついたら明け方・・・。
次の日も夕食前にホテルの部屋でビールを飲みながらテレビを見ていたらまた寝てしまって、起きたら夜の8時過ぎに・・。まだレストランには行ける時間だけれど、一人で夜にトボトボ歩いて行くのも嫌だったので、結局ホテルの部屋で済ませました。
投稿日:2007-03-02 Fri
今日、無事帰国しました。弓は後10日後くらいには届くと思います。クオリティは、これまで仕入れた弓と同じくらいは、いっていると思います。逆のことを言えば、以前、私の工房で弓を購入した人が「はやまった!」と感じることは絶対にありませんので(もちろん同価格帯での比較)心配しないでください。
ユーロが高くて、仕入れの価格はかなり高いのですが、可能な限り販売価格は抑えるつもりですので、興味のある方は是非いらしてください。
投稿日:2007-03-01 Thu
さすがに今回は早いです。明日はもう帰国日です。家族へのお土産はいつも、アムステルダム空港でのチーズの塊です。ユーロになってからトランジットでの買い物がしやすくなりました。
投稿日:2007-03-01 Thu
私の娘用に注文していた3/4の弓ができあがっていました。通常分数弓の品質は低いものが多いのですが、さすがに惚れ惚れする出来です。
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